南信ビルサービスの取組
2020/12/19
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弊社が管理業務を受託しているマンションの集合ポストです。昔ながらのダイヤルによる開錠方式で、荷物を両手で持ったお買い物の帰りなどは一度荷物を置いてダイヤルを3回回さなければ開錠できません。また、宅配ロッカーは後付けで別のスペースに置かれており、こちらもダイヤルによる開錠方式で、配送業者さんの誤記入などで荷物を取り出せないこともしばしばありました。
「ポストも宅配ロッカーも最新のICチップによる非接触式にリニューアルしたいけど、埋め込んである壁を塞いでその前に置くとエントランスのスペースが狭くなるし、後付け感が出て、マンションの顔であるエントランスの印象が安っぽくなってしまうけど、集合ポストと宅配ロッカー一体型のタイプは既存のポストの穴には入らないし・・・。」
Beforeお客さまの課題・お悩み
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管理組合様の課題を整理・整頓してそれぞれ解決策を考えます。。
① 宅配ロッカーが後付けで別途置かれており、エントランスのスペースを占有している。→メールボックス一体型宅配ロッカーに変更
② ポストも宅配ロッカーも開錠に手間がかかる。→ダイヤル式からICチップによる非接触式開錠方式に変更
③ 既存の集合ポストはエントランスの壁面内部に埋め込まれており、その穴には一体型は収まらない。置き型は後付け感が出てエントランスの景観を安っぽく見せるからNG→工事で壁をはつって一体型の大きさに穴を広げる。
①、②、③、それぞれの課題を解決するため、①ポスト・宅配ロッカーメーカーさん、②ノンタッチセンサー業者さん、③建築工事業者さん、とそれぞれ調整をしながら連係をとり、管理組合様の要望を具現化してゆきます。① ポスト・宅配ロッカーメーカーさんには住戸数、管理組合様の希望する宅配ロッカーの個数、サイズなどを伝え、埋め込む壁面の大きさに合わせてメールボックス一体型宅配ロッカーをカスタムしてもらいます。
② ノンタッチセンサー業者さんにはエントランスオートロックの開錠に使用されるICチップ互換性のあるセンサーを、メールボックス一体型宅配ロッカーに埋め込んでもらいます。これでご入居者様は複数の鍵を持ち歩くことなくノンタッチでエントランスもポストも宅配ロッカーも開けられるようになります。
③ 建築業者さんには①でカスタムしたメールボックス一体型宅配ロッカーに合わせて壁の穴を拡張してもらい、収納後、後付け感が出ないようにタイル、シールをきれいに仕上げしてもらいます。
Process南信ビルサービスのご提案
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出来上がったのがこちら!
まるで新築時の最初から埋め込まれていたようなメールボックス一体型宅配ロッカーが出来上がりました!もちろんポストも宅配ロッカーも開場はキーをセンサーにかざすだけ!インターホン連動により宅配ロッカーに荷物が入ったらお部屋のインターホンに着荷通知も表示されます。
今回の一連の工事では、様々な業者さんたちとのチームプレーで、お客様の生活の利便性の向上と、資産価値の増加に寄与することができ、マンション管理業務のやりがいを身をもって実感することができました。このやりがいのある仕事につけたことに感謝の気持ちを忘れずに、引き続き精進してゆくことを心に誓いました。